「私は肉体を持って生まれたイエスである。魂が私の心の中の部屋々へ進むためには、魂と神の間での協力がどれほど重要か知ることが大切だ。魂は自らの意志を神聖な意志に深く捧げるように啓発されることは、ただその啓発の恩寵によってのみ可能である。魂はこの啓発──この恩寵と協力しなければならない。それはより一層の聖性へ、私の心の中へさらに深く旅するためだ。」
「魂が古い習慣や自らの判断・意見にしがみつけばつけるほど、その私室への入り口は浅ましくなる。だからわかるだろう、私の相談者よ、神を何よりも愛することを拒むことこそが道を阻んでいる。」
「私の意志は永遠の父の神聖な意志と一つである。したがって、あなたが神の父の神聖な意志に恋しているなら、あなたはまた私の意志にも恋していられる。自分を喜ばせる欲望よりも私を喜ばせたいという願いは強くなければならない。」
「これは愛の殉教者の道である。それを認識し、それに身を委ねるための恩寵を求めよ。」