解放
聖ヨハネ・ヴィアンネイは言います:「イエスに栄光あれ。」
「今日は、特に解放についてあなたと話すために来ました。今日の世界にはその必要性が大きいですが、全ての人がこの贈り物を受け取ったわけでもなく、またそんな使命に呼ばれたわけでもないのです。精神的な誇りから多くの人に魅力的に映ることがあります。解放は「知っている」という自負と他人よりも上位にいるような気分を伴うように見えがちなのです。」
「しかし、私はあなたに言います。本を読むだけや講演を聞くこと、解放の仕事を望むことは、必ずしも解放の贈り物を与えるわけではありません。解放の使命は神からの贈り物です。多くの人が「解放司祭」と称する者たちに惑わされてしまいますが、彼らは実際には自己重要感を見つけようとしているだけなのです。」
「本当に解放の使命を呼ばれた人々は神によって選ばれ、他人のために助けることを任されているのであって、自分自身が注目されることではないのです。彼らは謙虚であり、自己犠牲的で、称号を通じてアイデンティティを見つけようとはしていません。」
「ほとんどの神父たちは聖なる愛の真理の中で生きているなら解放の贈り物を持っていますが、そんな贈り物を本当に持っている信徒は少ないです──しかし多くの人が自分たちにそのような贈り物があると考え、主張しています。」
「誰かが自分の中にあるというように宣言する者には注意を払ってください。」
「要するに、解放の使命はただ祈りの式を唱えることや自分自身に「解放の仕事」とラベルをつけるだけではありません。それは知性以上のことです。それは精神的なものであって、人間と神聖なる間での相互作用なのです。決して神があなたのために選んだよりも多くを自負しないようにしなさい。贈り物の授与は全て神にお任せください。」